朋和産業株式会社の誕生から現在に至るまで

最終更新日 2023年5月19日 by discov

朋和産業株式会社は1962年に誕生した約60年の歴史がある企業で、プラスチックフィルムや紙などによる軟包装資材の製造販売を始めとした事業を展開しています。
また軟包装資材の製造販売に加えて、それに伴う販売促進ツールの企画や製造販売と、包装用機械の販売まで手掛けているのが特徴です。
つまり軟包装資材全般に精通する老舗で、特に食品の包装においてなくてはならない存在だといえます。

朋和産業株式会社の歴史

今でこそ企画の提案からパッケージデザインや製版、印刷やラミネート加工なども請け負っていますが、現在のように本格的に手掛けるようになったのは1980年代以降のことです。
会社設立の5年後には本社工場を完成させていますが、軟包装資材に関するノウハウを得たり、広く請け負うようになったのはしばらく後になってからのことです。
しかし、本社ビルが現在の千葉県船橋市に誕生したのは1979年のことですから、早い段階で現在の所在地を拠点に見据え、事業が拡大していくことになったのは確かです。
朋和産業株式会社が軟包装資材のメーカーとして成長することになった切っ掛けの1つは、1986年の東洋化工包装株式会社買収と子会社化です。
東洋化工包装株式会社は10年ほど子会社でしたが、1995年に新たに干潟工場が完成したのを機に、本社の一部として吸収合併されています。
1990年代後半にはもう1つ、レンゴー株式会社の100%子会社化という大きな変革ありました。
会社設立から35年あまりのタイミングで、巨大グループの傘下に入るのは大きな決断だったと思われますが、現在は様々な資材を扱うグループの中で軟包装資材を担っています。

レンゴー株式会社の100%子会社化で大きな弾みがついた

レンゴー株式会社の100%子会社化で大きな弾みがついたことは、同年に本社工場に物流倉庫を増築されたことからも窺えます。
2000年代にはデザイン室の開設に始まり、グラビア棟の増設や資本金の増加、新ジスグランデ株式会社の子会社化など順調な成長を見せました。
朋和産業株式会社が海外も視野に事業を行うようになったのはこの頃からで、中国に台湾やタイと、アジアの各地で支店や現地法人が増えています。
日本国内における製造能力の拡大や物流拠点の強化は現在も続けられており、2018年には新工場棟の増築、2020年には千葉市に関東物流センターが開設されました。
設備投資に積極的な姿勢が見て取れますし、投資を惜しまずに続けてきたからこそ、651億円を売り上げる企業に成長したのだといえるでしょう。
従業員数は1500名以上と大所帯ですから、それだけの社員を支えるのは決して簡単ではないはずですが、順調な経営状態を見れば経営陣の手腕が凄いことは明白です。
約60年を掛けて着実に成長してきた朋和産業株式会社は、今や色々な食品のパッケージを手掛ける、パッケージングソリューションの企業に成長しました。

他を圧倒する生産力や高品質追求と維持の体制を確立

レンゴーグループの総合力をバックに、お客さんのニーズに耳を傾け、要望にマッチする最適と思われる提案で期待に応えています。
朋和産業株式会社は要望以上のパッケージを届けることを掲げ、マーケットにアンテナを張ってトレンドを感じ取ったり、常に斬新な提案を考えながら活動しているので注目度が高いです。
他を圧倒する生産力や高品質追求と維持の体制を確立していますから、食品大手メーカーからも選ばれているほどです。
商品開発力や供給体制も重要視していますが、マーケティングリサーチや売れる商品作りの企画力、環境保全活動も同じくらいに重要と考えて取り組んでいます。
とはいえ朋和産業株式会社の本業はより良いパッケージの実現や提供ですから、これらの事業と並行しながら素材の開発や生産性の向上にも力が入ります。
勿論、原価の低減にミスやロスとクレームの削減、高品質なパッケージの安定した供給体制の確立と、開発や生産以外の部分も隙なしです。

工場は全て、国際規格のFSSC22000を取得済み

受注や製造から出荷までトレーサビリティが活かされていますし、品質の確保に欠かせない従業員の意識向上にも努めています。
供給体制を支えるのは多数導入されている最新設備ですから、生産能力が高くお客さんの要望に対しタイムリーに応えられます。
干潟や京都、そして習志野にある工場は全て、国際規格のFSSC22000を取得済みです。
食品安全システム認証のFSSC22000は、認証に必要な品質規格条件が厳しいといわれていますから、品質向上に取り組む姿勢は間違いなく本物です。
パッケージの軟包装資材を製造販売する企業ですが、工場内では食品工場をモデルに衛生管理が行われているので、安心感が違います。
発注から出荷までの製造フローにはいくつもの工程がありますが、全行程がトレーサビリティ対応なので、万が一製品に不具合が発生しても瞬時に対応できます。
生産履歴も出荷履歴も瞬時に記録、追跡できるシステムになっていますから、大量の軟包装資材を必要とする食品メーカーも安心してパッケージの製造を任せられるわけです。

まとめ

近年は地球環境に配慮した経営と実践にも力が入れられているので、軟包装資材のパッケージのように時代の変化に合わせて柔軟に対応できる企業だと分かります。

朋和産業 干潟