バナナの効果を詳しく紹介

最終更新日 2024年4月23日 by discov

手で皮をむいたらすぐに食べられるバナナは、スーパーマーケット等で売られている人気の高いフルーツです。
朝食やおやつに食べるという人も多いのではないでしょうか。
甘味があるので子供も食べやすいですし、スポーツをする際の栄養補給に用いられることもあります。
様々な栄養素が含まれており、美容や健康に良い効果が期待できます。

バナナに含まれている栄養素

バナナに含まれている栄養素を挙げると、糖質・タンパク質・ビタミン・ミネラル・食物繊維等があります。
果物の糖質はエネルギーに変換しやすいので、運動をする前後に食べると消費するエネルギーをスムーズに体に供給することができます。
持久力が必要なマラソン選手などが試合の前に食べている姿を目にしたことがある人もいると思います。
マラソンに限らず、水泳やサッカー、野球など様々なスポーツを行う人の栄養補給に利用されています。

バナナに含まれている糖質の種類

また、含まれている糖質にはいくつか種類があり、ブドウ糖・果糖・ショ糖などです。
ブドウ糖はすぐに吸収されてエネルギー源となるので、疲労を回復したり頭をすっきりさせるのに効果があります。
果糖は血糖値を上げにくく、緩やかに体に吸収されていきます。
低カロリーで太りにくいので、ダイエットをしている人にもおすすめです。
腹持ちも良いので、お腹がすきにくくなります。
ついケーキやアイスクリームを食べてしまうという人は、おやつ代わりにしてみるのがおすすめです。
甘味があるのでデザート感覚で食べられますし、ほっと一息つく時に美味しくいただけます。
それからオリゴ糖も含まれており、腸内の善玉菌を増やす働きもあります。

バナナに含まれる食物繊維

バナナに含まれる食物繊維は、オリゴ糖と一緒に摂取することで相乗効果を発揮します。
善玉菌が増えることで腸内環境が良くなり、便秘を解消してお通じを良くする効果もあります。
最近、「腸活」という言葉が注目されていますが、腸が健康であることが免疫にも関係していることが分かっています。
腸内環境が悪化すると自律神経のバランスが乱れ、免疫力が低下して病気になりやすくなることもあります。
腸内環境を良くすることが、全身を健康にすることにつながるのです。

アミノ酸の一種であるトリプトファンとビタミンB6が含まれる

その他にもバナナにはアミノ酸の一種であるトリプトファンとビタミンB6が含まれています。
トリプトファンとビタミンB6は、睡眠に関わるホルモンの分泌を促す栄養素です。
朝に摂取することで睡眠に関わるホルモンの分泌が促され、睡眠の質が向上するといった効果もあります。

睡眠は人の健康に欠かせないもので、眠っている間に疲労を回復したりダメージを受けた細胞を修復したりします。
激しく運動した後はしっかりと眠ってリフレッシュした状態に戻すことが欠かせません。
また、睡眠は運動やスポーツだけではなく、勉強などでも集中力を維持するのに必要です。
睡眠不足だと記憶力が低下したり、メンタル面でイライラしたりすることもあります。
自律神経はメンタルの不調にも大きな影響を及ぼしますから、良質な睡眠をきちんととることが健康維持につながります。

ミネラルや鉄分を補うことができる

そして運動をすると、汗からミネラルが失われます。
ミネラルが不足すると疲れやすくなることも多いです。
そういったミネラルを補うことができるので、運動した後などにも食べると不足している栄養素を補給することができます。
特に鉄分は不足しがちな栄養素で、血液中の赤血球の元になっている栄養素です。
鉄分が不足すると貧血になってしまい、体の細胞に酸素が行き渡らない酸欠の状態になることがあります。
貧血と呼ばれる症状で、めまいや立ち眩みなどが起こります。
日本人女性は鉄分の摂取量が日頃から少ないといわれているので、手軽に鉄分を補える果物は何かと重宝します。

マグネシウムやカリウムといった栄養素も含まれる

また、鉄分だけではなくマグネシウムやカリウムといった栄養素も含まれています。
汗によって失われるこれらの栄養素には、様々な働きがあります。
例えばカリウムは、体内の水分バランスを正常に維持する作用を持っています。
マグネシウムは筋肉の収縮に関係している成分です。
夏の暑い時期などは汗を大量にかくので、こういったミネラルが失われやすいといえます。
熱中症予防には水分補給も重要ですが、こういったミネラルを補うことも大切です。
バナナにはミネラルが豊富にあるので、熱中症予防として食べておくのもおすすめになります。
ただし、塩分であるナトリウムの含有量は少ないので、塩を加えるなどの工夫も必要です。

まとめ

バナナは、赤ちゃんの離乳食にも用いられることがある食材です。
自然な甘味があるので砂糖を加えなくても、赤ちゃん自ら好んで食べてくれるということも多くあります。
糖質もたっぷり含まれているのでエネルギー源になりますし、歯茎でつぶせる柔らかさなので9か月から10か月頃の離乳食に最適です。
ビタミンやミネラル、食物繊維なども含まれていますから理想的な食材といえます。
さほど手を加えることなくあげられるので、お母さんも楽に育児ができます。

バナナ 効能