募金活動のやり方や注意点について

最終更新日 2019年2月18日 by discov

①募金活動の注意点

恵まれない人々を助けたい、社会貢献したいなどの気持ちを持っている人の中には、これから募金活動を始めてみたいと思う人もいることでしょう。

しかしいきなり活動を行おうとしても、実は様々な制約があったり、注意しなければならないことがあるなど、思い通りに始められないこともあるかもしれません。そのためまずは募金活動のやり方や注意点についてしっかりと把握することが求められるでしょう。

災害に見舞われた人や日本ユニセフなど発展途上国への募金などの活動自体は、実はだれでもすぐに行うことができるものです。しかしながら、やろうと思い立ったからと言ってすぐに街頭で募金活動を始めることは難しいでしょう。
(参考サイト・・・大阪ユニセフ協会(日本ユニセフ協会協定地域組織)

募金活動と聞いて、道で募金箱を立て募金を求める方法を思いつく人が多いかもしれませんが、この方法を行う場合には警察に対して道路使用許可証を申請する必要があり、万が一このような申請が必要なことを知らずに活動を始めてしまえば、あとあと問題になってしまいます。

実は申請することを知らずに、活動を始めてしまう人は多くいます。自治体により活動自体に事前の届け出をしなければならないケースも見られます。

道だけではなく駅の構内やショッピングモールなどの私有地で行う場合には、そこの管理者や所有者に許可を得る必要もあります。よい活動だからと言って決して自由に行えるものではないということをしっかりと覚えておく必要があります。

②警察や行政への申請が必要な理由

そして二つ目に重要なこととして、寄付の目的や寄付先を明確にしなければなりません。どのような目的で、どこに寄付をするのかわからないのに、募金してくれる人はまずいないでしょう。

活動を始めれば集まったお金を集計したり管理をしたり、報告を行うことが、信頼性を確保することにもつながるでしょう。ただ活動したいと思っても、様々な制約があったり、やらなければならないことがあるため、一人で始めるのではなく、まずは同じような気持ちを持っているメンバーを集めることから始め、一緒に活動を行っていくことをお勧めします。

せっかく募金活動を行いたいという熱い気持ちがあったとしても、制約ややらなければならないことが多いので、簡単に行動に移すことができないかもしれません。

しかしながら警察や行政への申請など、やらなければならないことには理由があります。それは実際に様々な詐欺が行われているからです。募金活動を装ってお金を集めているのにもかかわらず、実際には寄付をすることなく、自分たちで使ってしまうなどのトラブルも発生しています。

簡単に始められない理由としては、このようなトラブルを防ぐ目的もあることでしょう。たとえ詐欺などの気持ちが一切なかったとしても、このような誤解を生されないようにするためにも、しっかりと約束ごとを守り、やるべきことをしっかりと守らなければなりません。

このようなやるべきことをすべてやった上で活動を始めることになりますが、実際に始める前にはメンバーと事前に十分な打ち合わせをする必要があります。

③募金活動中のメンバーがお揃いの衣服を着ている理由

マニュアルなどを作成して、メンバーに対して十分な説明を行う必要があります。万が一質問を受けた場合にも備えて、募金の趣旨や簡単な質疑応答、団体の概要などについてもメンバー全員がこたえられるようにしておくべきです。

さらには集まったお金の集計について、できる限り募金の当日に行った方がよいでしょう。集計する場合には、必ず複数人でカウントを行うようにし、集計後には責任者が確認をして、その結果を記録に残します。

集めたお金は盗難や紛失などを避けるためにも、できる限り早く金庫や金融機関などへ預け入れを行いましょう。募金が終わった後には、速やかにホームページやブロックなどを通じて、募金を行った日時や場所、金額やメンバーなどを公開し、活動状況についても定期的に報告する必要があります。

寄付をしてくれた人たちに対し、継続的に情報を分かりやすく伝えることが求められます。集まったお金を特定の団体へ寄付する場合には、その経緯をホームページなどで報告し、寄付したことを証明する資料なども掲載するとより丁寧だと言えるでしょう。

街頭募金と聞くと、小銭を少し箱に入れるようなイメージがあるかもしれませんが、実はまとまった金額の寄付をしてもらえるケースも見られます。このようなケースがあることを踏まえ、後日領収書の対応がしっかりとできるように準備をしておきましょう。

このようにさまざまなやるべきことがありますが、このような活動を行う上でお薦めとなるものが、メンバー同士の気持ちを高めるために行うオリジナルTシャツやジャンパーなどの作製です。

メンバーがおそろいの衣服を着用することによって、初心を忘れることなく、より自然活動にもより気持ちを込めることができるでしょう。また名前入りの衣服を着用することによって、自分たちがどのような団体であり、どのような活動を行っているのかを知らせることもできます。